用途
事務所棟用空調システム
納入機器
- ビル用マルチ空調システム「スーパーマルチu®」 MMY-MUP3351HS×2台 MMY-MUP4001HS×1台
- 天井カセット形4方向吹出しタイプ MMU-UP801H×7台 MMU-UP561H×8台
事務所棟内の空調システムとしてビル用マルチ空調システム「スーパーマルチu®」を採用
導入背景
空調設備が経年劣化により故障が頻発、また設置環境の問題から特に夏期に運転停止等の問題もあったため設備更新を検討
課題
- 導入から16年経過した空調設備が経年劣化により故障が頻発しており、メンテナンスコストが膨らんできたため設備更新を検討。
- 既存設備導入時に建築の指示により室外機をターミナル内に設置したのだが、夏期の猛暑時に高圧カットによる運転停止やトラックの排ガスによる熱交換器の汚れなどによる運転効率の低下などが続いたため新しい空調システムの導入を検討。
要望
- 空調設備故障による全停止リスクが回避できるシステムの導入。
- 故障リスクを低減できる機器構成(設置含む)の空調設備の導入。
- 高効率運転で省エネが可能な空調設備の導入。
- 従来のシステムと同様な使用法が可能な設備の導入。
改善手法
自動バックアップ運転による運転停止リスクの回避と工期短縮
コスト削減を実現するため「スーパーマルチu®」による空調システムをご提案
省エネ提案
- 機器更新だけでは課題の根本解決にはならないため、室外機の設置場所変更を含む空調システムをご提案。
- 個別空調と同様な使用方法で運用できる設備をご提案。
運用提案
- 高効率運転が可能な「スーパーマルチu®」高効率S仕様の導入による省エネ性の高い運用をご提案。
リスク分散提案
- 万が一の機器故障時に、「自動バックアップ運転」による全停止のリスク回避可能なシステムを提案。
実施内容
設置場所をターミナル内から屋外設置へ変更し、安定した運転を実現
導入効果
ビル用マルチ空調システムへの方式変更により安定した運用が可能なシステムを実現
-
1
夏場に高圧カットによる運転停止が起こっていたが安定した運用とともに省エネ運転が可能な空調システムを実現
-
2
万が一の故障時にも空調設備の停止リスク分散可能な空調システムを実現
お客様の声
当センター事務所棟は竣工から16年が経過し、空調設備も致命的な故障は発生していなかったのですが、基板などの故障が頻発しておりました。また、竣工時より室外機が屋外ではなくターミナル内に設置していたのですが、特に夏期には全開運転状態で高圧カットによる運転停止等も起こっていました。また、トラック等の排ガスの影響を受ける設置環境のため、熱交換器の汚れなどによる運転効率の低下などもあり、設備更新を検討しておりました。機器選定においては当社を含む中越グループ内で色々なメーカーの空調機を使用しておりますが、東芝製が故障頻度が低いというのが大きな理由です。あと、ご提案いただいた室外機の屋外設置に伴う個別空調から「スーパーマルチu®」へのシステム変更により自動バックアップ運転が可能なため、停止リスクが低減できるというのも大きかったです。使い方についてもこれまでの個別空調と大きく変わることはありませんでしたので、良かったと思います。将来的には冷媒配管敷設時に配線も仕込んでもらっていますので、集中管理等により、さらに快適でより効率的な省エネ性の高い運用が実現できればと考えています。