用途
客室、挙式場、共用部(廊下)用空調
使用条件
稼働時間:24時間/365日
納入機器
東芝ビル用マルチ空調システム「スーパーマルチmini 暖太郎」 MCY-MAP2241HN×7台
ホテル館内の空調システムとして東芝ビル用マルチ空調システム「スーパーマルチmini 暖太郎」を採用
導入背景
空調設備の老朽化による故障リスク増と維持・管理費用増により設備更新が緊急課題
課題
- 水冷空調機+ボイラーによる空調設備の老朽化により能力の低下と故障リスクが増加。
- 既設水冷空調機の部品供給が終了しており、故障時の修理対応が難しい。
- 水配管の腐食やスケール障害により流量不足や水漏れなどが発生していた。
- 冷却塔の設備としての機能が限界に近づいていた。
要望
- 集中コントロールが可能な空調システムの導入。
- 電気使用量が既存設備の量を超えない空調システムの導入。
- 省スペース・省設置が可能な空調機の導入。
改善手法
水冷空調機+ボイラーから空冷式ヒートポンプへの熱源転換でランニングコストと運用管理の手間の大幅削減を実現
省エネ提案
- 「スーパーマルチmini 暖太郎」導入で個別運転が可能となり省エネ性が向上することをご提案。
運用提案
- 集中コントローラーによる制御で空調設備の運転管理の手間低減をご提案。
- 空冷ヒートポンプ式への転換で設備メンテナンスの手間とコストの削減をご提案。
- 横吹き・薄型でコンパクトな室外ユニットなので、省スペース設置が可能で施工性も高いことをご提案。
リスク分散提案
- 「スーパーマルチmini 暖太郎」導入による空調系統変更で万一の故障時における全停止リスクの分散可能な空調システムをご提案。
実施内容
横吹き・薄型・コンパクトで省スペースと高い施工性を実現
導入効果
「スーパーマルチmini 暖太郎」への設備更新でランニングコストと運用管理の手間を大幅削減
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1
熱源転換により電気料金はほぼ変わらず、全体のエネルギーコスト削減を実現
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2
集中コントローラーによる運転の一元管理により運用管理の手間を大幅に削減
-
3
お客様の声
更新前の空調設備は当ホテルのオープン時からの設備になります。既設水冷空調機の部品供給が終了しており、万が一の故障時に対応ができないことと屋上に設置していた冷却塔も老朽化が著しく、設備利用の限界が近いと考え設備更新の検討をしました。水配管も腐食やスケールによる詰まりがあり、水漏れや流量不足なども発生していました。当初上吹きビル用マルチ空調機の設備更新を検討していたのですが、大きい馬力の機種だと運用上、省エネにつながりにくいと考えていたところに東芝キヤリアの「スーパーマルチmini 暖太郎」を紹介されて、運用上のリスク分散と省エネが実現できると考え導入しました。導入後はデマンドも電気使用料金も従来を超えることなく運転ができています。また、集中コントローラーをフロント内に設置することで、各室内機の運転管理や状況確認が容易に行え、効率的な運用が可能になり、非常に良かったと思います。